前回に引き続き、ポスターメディアを2つご紹介します。
今回は、「フォト光沢紙」と「半光沢紙」についてです。
フォト光沢紙とは?
フォト光沢紙は、名前の通り写真のようにツヤのある紙です。
他のポスター用紙と比べると、やや厚みがある紙で、触るとつるつるとした感触です。
写真をキレイに印刷したい(写真プリント)時におすすめです。
フォト光沢紙はインクとの相性も良く高発色です。RGB印刷にも対応していますので、鮮やかな色をより再現したい時はRGBデータ入稿も可能です。
ただフォト光沢紙は、光沢が強いため蛍光灯などの光の反射が多い場所だと、見えづらくなる可能性があります。また、巻き癖が付きやすい紙ですので、フレームに入れたり、しっかりと巻き癖をとって平らな状態にしてから飾ってください。
半光沢紙とは?
光沢紙よりツヤが抑えられた紙です。光沢紙よりも鈍く光を反射するため、落ち着いた印象となります。光の反射が気になる場所での使用をおすすめしています。
一般的なポスターの大半はこの用紙が使われています。
『ポスターを作りたい!でもどんな用紙がいいかわからない…』
という場合は半光沢紙をおすすめします。
半光沢紙もインクとの相性も良く高発色です。RGB印刷にも対応していますので、鮮やかな色をより再現したい時はRGBデータ入稿も可能です。
ラミネート加工について
◆UVカット機能付きラミネート
フォト光沢紙と半光沢紙は、ラミネート加工には向いていません。
何故なら、ラミネート加工をするとポスターの光沢が「ラミネートの光沢」になるからです。
「艶々した光沢のあるポスターにしたい!」「艶をある程度抑えたポスターにしたい!」と思ってフォト光沢紙や半光沢紙でプリントしたのに、その上からラミネート加工を行うと仕上がるポスターはフォト光沢ではなくなってしまいます。そのためフォト光沢紙・半光沢紙を使う意味があまりなくなってしまいます。
もしラミネート加工をしたいという場合は「合成紙+ラミネート加工」がおすすめです。
◆パウチ加工
防水・防汚効果のある「パウチ加工」は、半光沢紙は可能です。
屋外で長期使用する場合、「半光沢紙」にオプションで「パウチ加工」することがポスター用紙の中で一番効果があります。
また屋外使用する場合は、ターポリンなどの布素材を使用する方法もありますので、お気軽にご相談ください。
フォト光沢紙と半光沢紙のまとめ
フォト光沢紙は、写真をポスターにする際におすすめの用紙です。
半光沢紙は、光の反射が気になる場所での使用におすすめです。また、屋外で長期使用する際は、オプションでパウチ加工を施した半光沢紙がおすすめです。ただし、パウチ加工をすると表面のツヤがパウチフィルムの光沢になってしまいますのでご注意ください。
| UVカットラミネート | パウチ | 屋内耐候年数 | 価格 |
フォト光沢紙 | - | - | 約1年 | A1 4,500円~ |
半光沢紙 | - | ○ | 約1年 | A1 4,500円~ |
その他にも様々な用紙のポスター印刷ができますので、詳しくはとこプリの「ポスター印刷」ページをご確認ください。
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