大判印刷の定番のポスター。
ポスターに適した用紙は数種類あり「どの用紙がいいの?」と悩まれる方も多いと思います。
今回は、とこプリで一番依頼の多い「マットコート紙」と2番目に依頼の多い「合成紙」についてまとめました。
マットコート紙とは?
一般的に「マット紙」と呼ばれているもので、表面がコーティングされていますが光沢が抑えられたしっとりとした紙です。触るとさらさらとした感触です。
とこプリで使用しているポスター用のマットコート紙は200ミクロン(0.2mm)です。
安価ですが、発色も良く程よい厚さの紙で人気の紙です。
マットコート紙は水性インクで印刷するため、CMYK印刷のみの対応となっております。
合成紙とは?
合成紙も光沢が抑えられた紙です。「紙」といっても合成樹脂を主原料とした薄いフィルムのような用紙です。大変破れにくく、耐久性がありますので屋外での使用や屋内で長期的に利用したい場合にオススメです。
また、耐水効果もあり、短期間の雨などにも耐えられます。街中で見かける選挙ポスターも合成紙で作られることが多いです。
インクとの相性も良く高発色です。合成紙はRGB印刷にも対応していますので、鮮やかな色をより再現したい時はRGBデータ入稿をオススメしております。
ラミネート加工について
オプションで、耐候性をアップさせるUVカット機能付きラミネート加工が可能です。仕上がりは、光沢を抑えた「マット」と光沢のある「グロス」からお選びいただけます。
また、防水、防汚効果がある「パウチ加工」もございます。パウチ加工とは、ポスターを熱圧着で両面から挟み込むように加工します。屋外にポスターを貼る場合に最適な加工方法です。ポスターサイズの外側に5mmほどの透明なフチがつきます。
◆マットコート紙のラミネート加工
マットコート紙のUVカット機能付きラミネート加工は向いていません。用紙がインクを吸った際に発生する「波打ち」が目立つ場合があるためです。
防水、防汚効果がある「パウチ加工」は可能です。屋外で使用する時などはオプションで「パウチ」をお選びください。
◆合成紙のラミネート加工
合成紙のUVカット機能付きラミネート加工は可能です。ポスターを長持ちさせたい時や屋外で使用する際は、こちらのラミネートをお選びください。
合成紙のパウチ加工は、空気が入りやすいため不可となっております。
マットコート紙と合成紙のまとめ
マットコート紙は、短期間の利用でコストを重視する方に、オススメの用紙です。
合成紙は、長期利用や屋外で使用する方にオススメの用紙となっております。
| ラミネート(グロス・マット) | パウチ | 屋内耐候年数 | 価格 |
マットコート紙 | - | ○ | 約1年 | A1 3,000円~ |
合成紙 | ○ | ー | 約3年 | A1 3,400円~ |
その他にも様々な用紙のポスター印刷ができますので、詳しくはとこプリの「ポスター印刷」ページをご確認ください。