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分割?のばし?重ね?巻き込み?大判印刷・インクジェット業界で使われる用語解説【第一弾】

皆さんは大判印刷と聞いても、家庭や一般企業にあるプリンターでは印刷できない大きなものという様なイメージで、大判印刷・インクジェット業界で使われる用語についてはあまり知らない方が多いのではないでしょうか?

今回のブログではインクジェット業界で使われる用語について解説したいと思います。


街中でよく見る看板、ガラス面シート、壁面シート、フロアシートなど、これらは大判出力(インクジェット)で製作されているのが大半です。とても大きなものからA4サイズぐらいのものまで様々なサイズがあります。特にインクジェットはサイズが大きいものを製作する場合に適した印刷ですが、この大きいサイズを印刷する時、1枚の材料では印刷できない場合があります。印刷できる最大の幅は、インクジェットの用紙(メディアやマテリアルと呼ばれます)の幅と出力機によって決まります。とこプリでシート印刷する際は短辺1300mmが最大となります。そのため短辺1300mmを超える場合は分割して印刷することになります。


<目次>


◆分割(タイリング)

分割」とは1枚の材料では作れないような超大型のものを作る際に、何枚かのタイル状に分割して製作することをいい、タイリングとも呼ばれます。分割すればどんなに大きなサイズでも印刷できます!例えば大きな建物の壁面やガラス面にラッピングをしたり!

(アーティストの米津玄師さんとユニクロさんがプロモーションで大きなシートを建物に貼っていましたよね!あれも大判出力のなせる技です!)


【2000mm×2000mmの場合】

分割(タイリング)

基本的にデータの分割処理はデザインに合わせて弊社で行い、印刷工程に入る前に仕上がりイメージ図をご確認いただきます。


◆重ね

重ね(重ねしろ)」とは、分割で製作した際、柄にズレが生じないように柄を少しだけ重なるように製作する部分のことをいいます。オーバーラップとも呼ばれます。この重ねをつくらないといけないわけではないのですが、重ねを付けておくと、シートの間に隙間ができないため、柄が綺麗につながって1枚の画にみえるようになります。重ねは大きなポスターのときや、糊付きのシートを製作する際にも付け、施工の際に綺麗に重なるように施工するという、高いシート貼り技術を必要とする反面、綺麗な仕上がりになります!職人さんは素晴らしく綺麗な施工をしてくれます!


逆に重ねを付けないものを「突き合わせ」と呼びます。内装などの壁紙クロスの場合は突き合わせです!なぜ突き合わせなのでしょうか。逆に何故シートは重ねが必要なのでしょうか。主な理由は2つあります。


1. シートは伸び縮みする

シートは大半が屋外で貼られるものが多く、利用シーンは過酷な環境です。屋外では紫外線や外気温の変化によってシートの温度が変化し、熱の影響によってシートが柔らかくなったり硬くなったりします。この変化によってシートが伸び縮みするのです。壁紙クロスは屋内で使われるため、屋外に比べて紫外線も少ないため伸び縮みがあまりありません。(全くないわけではないですが、素材の違いもあり、シートに比べて伸び縮みは少ないです)。


2. 素材の違い

シートはPVC(ビニール)系が多く、壁紙クロスはその名の通り紙です。ビニールは引っ張ると伸びますよね?でも紙は伸びるというよりは破けますよね。

  • ビニールは破けにくく伸び縮みする

  • 紙は破けやすく伸び縮みしない

この違いが大きいというわけです。

重ね

◆のばし

のばし」とは大判出力されたインクジェットシートを、看板や壁面、ガラス面などに施工する際に隙間なく貼るために必要な塗り足しのことをいいます。のばし部分は施工の際に綺麗に切り落とします


印刷後に用紙などをカットしたとき、若干のズレによって用紙の地の色が見えてしまうことを防ぐために塗り足しをつけますが、こちらは「ノビ」や「ドブ」と呼ばれます。とこプリではシート印刷のときは印刷のズレによる「ノビ」はあまり重要ではありません。それ以上に重要なのがこの「のばし」なのです。


看板にシートを貼るとき、看板のサイズが1000×1000 mmの場合をご説明します。例えば弊社では、職人さんが右利きの方が多いので、貼り始めの基準を右上に想定します。そしてのばしを左側と下側に20mmずつつけて、シートサイズは1020×1020mmにして印刷し、施工をします。上側と右側で位置を合わせて施工するため、左側と下側だけのばしが20mm必要となります。(この位置合わせは職人さんによって、あるいは現場の状況によって変わります)

貼った後に伸ばした部分ははみ出るので、そこを現場で綺麗にカットすることで、下地が見えない綺麗な仕上がりになります

のばし

◆巻き込み

プレート看板の巻き込み仕様

主に厚さ3mmののアルミ複合板や低発泡塩ビ板などで看板を製作する際の仕様です。アルミ複合板にインクジェットシートを貼った後にはみ出したシートで看板を包み込むように裏側まで貼り込みます。これを巻き込みと呼びます。とこプリでは理想的な巻き込みのサイズを上下左右+20~30mmとしています。


【巻き込みのメリット】

  1. シートの縮みによる、剥がれや看板の反りを防げる

  2. シートで包み込まれるのアルミ複合板の断面で怪我をする恐れがなくなる

看板シートなどの印刷は、ポスター等の規格サイズとは違い、様々なサイズになります。1枚のシートでは印刷できないことがよくあります。

とこプリでは基本、シートの分割処理はデザインに合わせて弊社で行います。印刷の工程に入る前に分割の位置や仕上がりイメージをご確認いただけますので、安心してお任せください。

またシートの印刷だけでなく、エリアによっては施工も可能です。お気軽にお問い合わせください。



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